【連載 第6回】制服の存在意義を考える:一着を長く愛用することで貢献する「地球環境への配慮」

先生向け

トンボは制服を通して学校の未来を見つめる先生・生徒向け情報誌「SCHOOLER REPORT View」(スクーラーレポートビュー)を定期発刊しています。

 そのスクーラーレポートビューVol.1の特集から「制服の存在意義と役割」を7つのカテゴリで紐解く本連載。

第6回は、地球環境への負荷が課題となる現代において、一着を長く大切に着ることがいかに大きな貢献になるか。

「制服の役割その6:環境性の向上」について解説します。

制服の役割その6:環境性の向上

年間を通じて制服を身につけることで、毎日変わる私服と比べて資源やCO2排出量が削減できるという側面もあります。

10代から取り組む「サステナブルファッション」

ファッション産業が与える大きな環境負荷は世界的な問題となっています。

気候危機を実感しているいま、この問題への対応は急務。

流行の変化やサイズアウトの関係で1年しか着られない服も多い10代にこそ、制服を通じた環境保全への取り組みが重要です。

例えば、1年しか着ない服を2年着るとしましょう。

1枚の服を1年で買い変えた場合に出る温室効果ガスを100%とすると、同じ服を2年着るだけで温室効果ガスを24%削減することができます。

他にも、原材料調達から製造段階(※)までに排出される国内の年間環境負荷の総量は以下のように算出されることも環境省によって公表されています。

こうした環境負荷を低減するために私たちができること。それは、一着をより長く、大切に着続けられる品質を追求することです。

トンボの制服が長持ちする3つの理由

大量生産・大量消費・大量廃棄という現代のファッション業界では、はじめから“長持ちすること”を考慮したモノづくりをしていません。

学生服は3年間着用することを想定したうえで、必要な素材・機能を考え、一つひとつ国内で丁寧に縫製しています。

長持ちする制服のポイント

ポイント1:丁寧で丈夫な縫製が着心地と耐久性を強化

トンボでは長年の経験で蓄積したノウハウと先進の技術・設備を生かし、その製造環境も含めて品質管理された万全の製造体制を築いています。

ポイント2:着心地と品格を両立したオリジナル素材を開発

生活服としての快適性とフォーマルウエアとしての品格を両立しながら、耐久性・お手入れのしやすさ・アトピー対策なども考慮した素材をつかっています。トンボは素材メーカー協力のもと、学校ごとに異なるニーズに対応できる素材開発を行なっています。

ポイント3:体型の変化に対応する“成長設計”

トンボの制服は一人ひとりの体型にあうよう豊富なサイズ展開を用意。

それに加えて、体型の変化が著しい成長期であることも考慮し、サイズ調節機能も備えています。

トンボでは研究・改良を重ねた仕立ての技術で、シルエットを崩さずに、それでいて成長に合わせた調節ができる制服を生み出してきました。

袖丈を伸ばせるブレザー(袖口グローイング)

糸を外すだけで家庭でも簡単にサイズ直しができる

簡単にウエスト調節ができるアジャスター

下に着込むことが多い冬などにも便利

まとめ:一着の制服から学ぶ、地球に優しい生き方

今回の「制服の役割その6:環境性の向上」では、制服の「丈夫さ」や「サイズ調整機能」が、実は強力な環境保護アクションに繋がっていることを再発見しました。

トレンドに合わせて次々と新しい服を買い換える「ファストファッション」とは対極に、制服は3年間、あるいはそれ以上の月日を共に過ごすことを前提に作られています。良いものを手入れしながら長く着続けることは、廃棄物を減らし、製造時のエネルギー消費を抑えることに直結します。

生徒たちが毎日着る制服を大切に扱うこと。それは、これからの時代を生きる子どもたちにとって、最も身近で実感を伴う「SDGs」の実践と言えるかもしれません。一着の制服を慈しむ心が、持続可能な社会を作る力になっていくことを願っています。

次回はいよいよ最終回、「制服の役割その7:多様性の向上」についてお届けします。最後までどうぞお付き合いください。

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