審査していただいた先生方

トンボ絵画コンクール最終審査会 総評

34回目を迎えた「WE LOVE トンボ」絵画コンクールは、全国から14万点を超える作品が寄せられ、多くの子どもたちのさまざまな熱いメッセージを受け取りました。審査員一同、深い感銘を受けました。

作品全体の印象としては、技術の高さはもとよりですが構図に工夫があり、画材の使いこなし方が年々うまくなってきていると思いました。特に現在はインターネットから多くの情報を得ることができるせいか、資料や参考になるビジュアルが豊富です。これらの影響なのか、漫画的な人物や、話題になっていることをサブテーマにした作品が見受けられました。ネコや鉄道などは、あらゆるメディアで人気ですし、パワースポットと称される神社仏閣などにも注目されて、今回の作品でも多く見かけました。今という時代に敏感なことはよいことですが、台風や大雨、猛暑などの異常気象による自然環境の変化にも注目してはどうでしょう。自然のシンボルであるトンボがテーマのコンクールですから、これらの点も作品に反映されることを期待します。トンボ自体の描写では、複眼と呼ばれる目の印象が強く、羽の翅脈も細かく描かれていますが、まずはしっかり観察することが大切で、細密画風を目指すのなら正確に、簡略するのであれば自分らしい表現を期待します。毎回のように願っていますが、生きたトンボを見る機会を持ってほしいと、強く思っています。

奥本 大三郎さん
審査委員長
作家・ファーブル昆虫館 館長
奥本 大三郎さん

トンボ絵画コンクール最終審査会 審査員
  • 奥本 大三郎(審査委員長 作家、ファーブル昆虫館館長)
  • 本郷 寛(審査副委員長 東京藝術大学教授)
  • 東良 雅人(文部科学省初等中等教育局視学官)
  • 安西 正浩(環境省自然環境局野生生物課課長補佐)
  • 沼井 利枝(東京都立総合芸術高等学校校長)
  • 岩崎 知美(川崎市総合教育センター指導主事)
  • 竹内 とも子(東京都千代田区立九段小学校指導教諭)
  • 喜多 英人(日本トンボ学会編集幹事)
  • 新沼 光太郎(公益社団法人 トンボと自然を考える会理事)
  • 近藤 知之(株式会社トンボ 代表取締役社長)
  • 高槻 忠尚(朝日新聞社東京本社 CSR担当補佐兼CSR推進部長)
  • 金丸 義郎(朝日学生新聞社広告部長)