「最近、うちの愛犬がよく震えているけど、大丈夫かしら?」
「寒さのせいかな?年を取ったせい?もしかしたら何か病気が隠れているのかも…。」
大切な家族である老犬の震えに気づくと、心配になりますよね。
この記事では、老犬が震える主な原因から、飼い主さんができる対処法までを詳しく解説します。
1. 老犬の震えの主な原因
震えの原因は大きく2つのタイプに分けることができます。
- 生理的な震え
- 病気が原因の震え
【生理的な原因の場合】
一時的な場合が多く、また継続する場合でも飼い主さんがケアやサポートをすることで、緩和していく傾向があります。
【病気が原因の場合】
動物病院に受診し、適切な医療や投薬を受けることで改善する場合もあります。
生理的震え

震える原因の多くの場合は、加齢や生理的な要因によるものですので、焦らず一つ一つ対処してあげることで、震えを緩和することができます。
寒さ

人間と同じように、犬も寒さを感じると体が震えることがあります。
特にシニア犬は、体温調節機能が低下しているため、少しの寒さでも震えを感じやすいです。
冬場はもちろん、季節の変わり目や雨や風の強い日、夏場はエアコンの効いた室内などでも注意が必要です。
加齢による筋肉量の低下

年齢とともに筋肉量が減少すると、体を支える力や熱を生み出す力が弱まります。
これにより、ちょっとした動きや体勢の変化で体が震えたり、寒さをより感じやすくなったりすることがあります。
加齢による筋肉量の低下

加齢に伴い、視力や聴力の低下による不安や環境ストレスなどで小刻みに震えることがあります。
自律神経を整えリラックスできる環境を作りましょう。
関節炎

関節炎は、関節に炎症が起こり痛みが生じる病気です。高齢の犬に多く見られ、痛みによって体がこわばったり、動く際に震えたりすることがあります。
特に立ち上がりや歩き始めに震えが見られる場合は、関節炎の可能性を考慮する必要があります。
ハーネス等の使用でサポートしてあげましょう。
病気が原因の場合

神経疾患
脳や脊髄などの神経系に異常があると、筋肉の制御がうまくいかなくなり、震えが生じることがあります。椎間板ヘルニアや脳腫瘍、神経の変性疾患などが考えられます。震えの他に、歩行困難や麻痺などの症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
その他の病気
上記以外にも、低血糖、腎不全、肝不全、中毒など、さまざまな病気が震えの原因となることがあります。震えの他に、食欲不振、嘔吐、下痢、元気がないなどの症状が見られる場合は、重篤な病気の可能性も考えられますので、早めに動物病院を受診してください。
老犬の震えの対処法
愛犬の震えの原因に合わせて、適切な対処法を行うことが大切です。
病気が原因の場合
自己判断せずに必ず動物病院を受診しましょう。

獣医師による適切な診断と治療を受けることが、愛犬の健康を守る上で最も重要です。震え始めた時期、頻度、震え以外の症状などを詳しく伝えられるように、日頃から愛犬の様子を観察しておきましょう。
試してみて!即効性のある改善方法
服を着せる

体温調節が苦手な老犬には、保温性の高い服を着せてあげましょう。
特に冬場や寒い日、室内でも温度が低いと感じる時には有効です。
最近では、老犬の体に優しい素材やデザインの服も多く販売されています。
エアコン等で温度設定

室温を適切に保つことは、老犬の体調管理において非常に重要です。
エアコンの冷たい空気は、床の近くに溜まることが多いので、人間よりも犬の方が寒く感じている可能性もあります.
温度・湿度管理はこまめにチェックしましょう。
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食事を見直す(タンパク質多めに)

筋肉量の維持は、震えの予防や改善に繋がります。筋肉量が落ちていると感じたら、与えているフードのタンパク質量が足りていないことも。
消化吸収の良い高品質なタンパク質を多く含む食事を与えるように心がけましょう。
獣医師に相談しながら、愛犬の健康状態に合った食事を選ぶことが大切です。
エクササイズ

適度な運動は、筋力維持や関節の柔軟性維持に役立ちます。
また運動後は腸が活性するので、消化吸収力も上がります。ただし、老犬に無理な運動は禁物です。
短い時間の散歩はもちろん、筋肉維持を意識して緩やかな坂道をゆっくり登り降り、階段で段差を使ったエクササイズ(写真)、室内では3本足で立たせバランスを維持する体幹運動など、愛犬のペースに合わせて行いましょう。
マッサージ


マッサージは、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。優しく撫でるようにマッサージすることで、リラックス効果も期待できます。
特に、関節周りや筋肉が硬くなっている部分を重点的に行うと良いでしょう。
まとめ

老犬の震えには、寒さや加齢によるものから、病気が原因のものまで、さまざまな理由が考えられます。大切なのは、愛犬の様子を注意深く観察し、原因に合わせた適切な対策を講じることです。
もし震えが頻繁に見られる、震え以外にも気になる症状がある場合は、自己判断せずに動物病院を受診しましょう。獣医師の診断に基づいた治療と、日々の生活環境の見直しを行うことで、愛犬が安心して快適なシニアライフを送れるようにサポートしてあげてください。
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