まにわトンボの森づくり
2013年活動報告

今後の活動報告

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11月の活動

3班に分かれて笹刈り、小径木の伐採

去る11月9日快晴の中、今年最後の森づくり活動を行いないました。標高600mの津黒高原は、朝はやや肌寒い感じでしたが、体を動かすのにはもって来いの気温でした。
参加者は全員で74名、トンボの社員は51名、そのうち初参加者は22名ととてもフレッシュなメンバーでの活動でした。はるばる東京からも2名が参加しました。 今回は殆どが大人で1班20名弱に分かれて、笹を刈ったり片手で握れるくらいの木や枯れた木、弦などの除去を行いました。

休憩中の楽しみ

作業中に一休み、この木についているぶよぶよしたものは何?このコブみたいなのは何?あれ、私のリュックにカエルがいる!などと各班珍しい動植物に出会いました。 カエルはおそらくヤマアカガエル。ぶよぶよしたものはタマキクラゲで腐敗が始まった 所だとちょうど来られていたキノコの専門家が教えてくださいました。 地元のガイドクラブの方も参加してちょっとした自然観察会も行われました。

ランチは素敵なピッツァ&シチュー

昼食は名物「窯焼きピザ」と「ホワイトシチュー」
ピザは勝山のパン屋さんタルマーリーさんが天然酵母を使って生地を自分たちでこねて、トッピングをするオリジナル。スタッフが製作したピザ窯で焼きました。 人数が多いので焼き時間待ちが長かったのは残念ですがみんな味は満足。地元の食材を使ったホワイトシチューもとてもおいしくいただきました。

巣箱は誰が棲む?

午後からは地元の生き物に詳しい山田先生に巣箱とそこにやってくる生き物について解説をしていただきました。シジュウカラ、スズメなどの鳥以外に森に住むヒメネズミ、アカネズミなどが利用するそうです。巣箱は中を開けて確認することが大事、毎年住人が入れ替わるので使い終わったら中の巣の材料を出して掃除する必要があります。スズメが棲めば入り口には泥が着くネズミは枯葉を沢山敷く、樹皮を敷くのはヤマネなどといろいろな解説がありました。
12個の巣箱を設置した後は、場所を移動し、津黒高原荘で1年間の活動をスライドで振り返りました。

2年で森は明るくなった

2年前は森笹が一面生い茂り、森の中に入る事はとても困難でした。元々は薪炭林として使われていた今の森が、戦後採草地としてジャージー牛が放牧され、そこから50年ほど放置され人が入れない幽霊森となっていました。8回の活動で森に人が入れるようになった、そして明るくなったなどの変化を確認しました。もっとも、私たち以外の団体の方も森づくりに関わって下さり、笹刈りなどを別の日にしてくださっている事実も見逃せません。
自分たちが切った木がお金に変わることも他では 経験できない森づくりの活動の一つです。真庭トンボの森がゆっくりですがこの2年で変化を見せたことは参加者全員で実感が出来たと思います。

未来につなげようまにわのわ

真庭・トンボの森づくり推進協議会が作成したパンフレット「未来につなげよう まにわのわ」は真庭市のバイオマス活動とトンボの森づくりやカーボンオフセットの説明をしたものです。岡山県を中心としながらも多くの方々にこの活動を知っていただこうと作成したものです。真庭市市民環境部と真庭観光連盟にて配布していますので興味のある方は是非お問合せを一緒に活動できたら最高です。

皆勤者や功労者に素敵なプレゼント

最後に2年間の活動での皆勤賞や功労賞、今年の皆勤者の皆さんに真庭市の農林産物を贈りました。8回唯一の皆勤の参加者にはスペシャルな地酒がプレゼントされました。来年も4回の活動を予定しています。気持ちの良い汗を流す活動により多くの方がが参加されることを期待しています。

9月の活動

木を倒し、換金し、買い物へ

秋晴れの9月28日に第7回(今年3回目)まにわの森づくり活動が行われました。
参加者は全体で77名 トンボからは44名が参加しました。(社員36名 家族8名)
一般では、真庭市民の他、岡山市や鳥取県の市民の方々が参加され、活動に広がりが見られます。
今回はバイオマスの流れを学ぶ という取り組みで、午前中に枯れたアカマツを中心に伐採、短く伐って搬出し、午後からバイオマス集積基地で計量、販売し、地域通貨を発行して貰い、JAで地元の産品を購入しました。

アカマツの大木を3本伐採

木の伐採には地元の林業会社から5名が実践と指導に来られました。もちろんチェーンソーを使った伐採です。メインは枯死したアカマツ3本の伐採でした。直径80cm高さ20m程の大木です。伐採前に架かり木となって危険な状況を作りそうなコナラの木を10本近く伐採、倒すスペースを作った後にアカマツを伐採しました。
倒した木は参加者がのこぎりで2m程の長さに切りそろえ、全員で山から運び出しました。急な斜面も一部あり足元が心配されましたが、ケガも無く無事に搬出できました。

リッチなお昼の楽しみ

毎回参加者が楽しみにしている昼食は、地元で取れた新米のおにぎりと蒜山おこわ、それに地元のきのこも入った味噌汁でした。お替りをする人も多く、和気藹々に昼食を楽しみました。
前回からは昼のお楽しみが増え、作業後に温泉で汗を流し、昼食をとるスタイル増え、30名ほどが入浴しました。

バイオマスの価値を学ぶ

午後からは、バイオマス集積基地に移動し、搬出の材木を計量しました。木材重量は1,670kg全体で8000円強の販売金額となりました。
一人当たり200円の地域通貨を発行してもらいました。流した汗がお金に変わる貴重な体験です。
ここに集まったチップの一部が真庭市のバイオマスボイラの燃料として燃やされ、CO2削減のクレジットに変わります。そのクレジットを購入し工場のカーボンオフセットを実施していますがそれが結びつく集積基地の見学でした。
また、真庭市は、ヒノキの山地でもあり、集積基地には間伐されたヒノキもやってきます。チップ加工して、紙の原料にも利用します。 積まれたチップからはヒノキの良い香りがしており、浴槽に入れると即席ヒノキ風呂が楽しめたりします。

JAで地元の恵みを購入

地域通貨をいただいた後は早速地元のJAのお店で買い物です。秋にふさわしい果物や野菜、栗などが魅力的な価格で並んでいました。みんな換金した地域通貨の額以上の買い物をしたことはいうまでもありません。

バイオマスボイラ施設の見学

最終は、真庭市役所にあるバイオマスボイラの見学です。ガラス越しに見えるボイラは休日なので稼動していませんが、燃やした熱を利用し、真空状態の部屋で水の循環により気化熱が奪われ冷気を作る冷房の原理の説明を受けました。百聞は一見に如かずの体験でした。

7月の活動

夏休み特別企画に子供たちも参加

7月20日に第6回(今年2回目)まにわの森づくり活動が行われました。参加者は全体で79名 トンボ社員と家族で41名が参加しました。夏休み初日ということを考慮し、通常の森づくり活動以外に、家族の方にも楽しく参加いただけるよう特別企画として、午前中は、高知県四万十市にあるトンボ王国(四万十学遊館)から杉村 光俊館長をお招きしてトンボの観察会とスケッチ会を実施しました。地元の小学生や社員の家族ら20名強が参加しました。
はじめにトンボのいるところを見て、トンボを採取しようと、池と小川に出かけました。
池にいるトンボはオス、メスのどっち?という興味が湧く質問からスタートしました。絵を描くにはまずトンボを捕まえないといけないので、子供たちは一生懸命網を振りました。ほとんどの子供がトンボを捕まえた後はさらに、楽しいトンボの解説がありました。
杉村さんは、子供たちに珍しいトンボを見せようと早朝 蒜山高原でさまざまなトンボを採取。日本で一番大きなトンボ オニヤンマのメスや世界で一番小さなトンボ ハッチョウトンボなどを楽しくクイズ形式で紹介、さらに外国のトンボもボードで紹介され、子供たちの目は釘付けでした。
トンボの羽には窪んだところがあって結節というけどここをしっかり描かないと本当のトンボにはならないという専門的なアドバイスもありました。解説の後は思い思いに絵を描き始めます。弊社が協賛する「WE LOVE トンボ」絵画コンクールの2012年度の文部科学、環境大臣賞を8点展示し参考にしてもらいました。
夏休み後の応募が楽しみです。一方、大人たちは暑い中、森へ入り笹刈りと小径木の間伐を行いました。蜂も活動期に入っており藪をつついて2人が刺されるという事故がおきました。幸い大事には至りませんでしたが、黒い服装は避け、肌を露出しないスタイルが重要だとみな再認識しました。靴は長靴が蛇への対応も考えて良いようです。 うっそうとした森が笹刈りの後すっきりして視界が広がる様はなんともいえない達成感があると多くの社員がアンケートで答えています。

リッチなお昼の時間を過ごしました

昼食は、全国的に有名なB級グルメ「ひるぜん焼きそば 食べ放題」でした。全国のイベントで焼き手として参加されるプロが腕を振るってくださいました。子供たちは、食事の後にデザート用のスイカ割りを楽しみました。一方、昼休みに天然温泉に入って汗を流した参加者もいます。 すぐ傍の津黒高原荘でさっぱり、その後ビールと昼食。この企画はとても好評でした。

大人と子供 2つのメニューで活動

午後からは、大人グループと子供グループに別れ、「里山再生ゲーム」と「水遊び」をしました。中には水遊びグループに参加した大人もいましたが、それぞれに楽しんでいただけました。
里山再生ゲームは、自分たちが作業をすることでどのように森に影響が出て、どんな生き物がそこに戻って来るかが分かるゲームです。4班に別れ、対抗戦を実施したらほとんどグループが生き物を復活させました。作業と生き物の復活のつながりが理解されたのだと思われます。
午後の水遊びは、旭川の源流のひとつの津黒の小川です、ここで見られるけど旭川の下流にはいないものなど、社員の家族にとっては、貴重な体験もすることができました。

6月の活動

参加人数86名で2013年の活動開始

6月29日に、真庭市 津黒いきものふれあいの里において2年目を迎えた第5回トンボの森づくり活動が行われました。2013年としては1回目です。
当日は、天候にも恵まれ、トンボの社員・家族は63名(社員52名、家族11名うち小学生以下6名) に、真庭市民の方が20名と参加総勢86名が参加しました。

新しい参加証(パスポート)で受付

当日受付では、新しくなったパスポート&安全管理マニュアルを配布し参加者には水色のトンボのスタンプを押していただきました。1回ごとにトンボの色が変わるので、子どもの参加者には人気です。スタンプの色は毎回変わります。

午前の活動:森づくり

一年前と比べて明るくなった森を見て、活動の成果を実感しました。その後、4つの班と草刈り機部隊に分かれ、笹刈、小径木の間伐に取り組みました。
事故、怪我には細心の注意を払うため、作業での安全管理の説明を始めに行いました。
「笹は地面に水平に切る。先が尖ると足に刺さって危険」「横に手を広げ、隣の人と当たらないように、斜面の上下で作業をしない」「刈った笹は斜面と直角に置いて滑らないように」などです。片手で握れるくらいの太さの木の間伐もして貰いました。
間伐をした若い女性社員の感想としては、『使い慣れないノコギリを中学校の技術家庭科以来10年ぶりくらいにノコギリを使うので、明日は筋肉痛になりそう』などの声がありました。 中には、木を伐る楽しさにはまった若い男性社員も居ました。笹刈で地道な作業なので結構疲れますが、刈った後の見晴らしの良さには皆さん自画自賛で「スッキリした、明るくなった」とその成果を実感していました。感想の中では「とても面白かった」が一番でした、楽しく森づくりに参加してもらうことが重要です。

午後の活動:観察会

午後からは、2手に分かれ、新しくなった参加証=「パスポート兼安全マニュアルの解説」(活動の目的の他、カーボンオフセットクレジットの紹介、エリアの状況や森づくりの場所で見られる動植物の写真や足跡の形を解説したフィールドサインも掲載)、と休耕地を開墾した水田ビオトープでの生き物観察会を実施しました。自然観察では、トノサマガエルのおたまじゃくシやモリアオガエルの卵など今の時期しか見られない生き物を観察することが出来ました。ミヤマカワトンボやアメンボ、などの姿も見ることが出来ました。