審査していただいた先生方

トンボ絵画コンクール最終審査会 総評

第32回を迎えた「WE LOVE トンボ」絵画コンクールは、今回も全国から14万点以上の作品が寄せられ、子どもたちのトンボに対する関心の高さや熱い思いを強く感じることができ、うれしく思いました。

最終審査にまで残った作品は、さすがにどれもすぐれたものばかりですが、それでも学年が進むにつれてさらに力強くなっていくことに驚かされます。審査員の方々から感嘆の声が上がることもたびたびでした。各賞の一点を絞り込む審査は毎回のことながら大変でしたが、楽しい幸せな時間であったことは間違いありません。様々な画風の作品が寄せられるなか、子どもたちならではの昨今のブームを感じることができるのも面白い点です。一例として、人物と絡ませたときなどマンガのキャラクター風だったりするのが今の時代なのでしょう。
また、高学年の中には、どの技法を取り入れるか迷っている感もありました。ただし、それが模倣であったり類型的になってしまうことには気を付けたいところ。オリジナリティーは何よりも大切です。これからは周囲の大人たちが、子どもの絵に対するエネルギーや才能をどう伸ばしていくかが重要な課題でしょう。多くの情報が手軽に得られるようになったとはいえ、絵を描く前に、実際にトンボを見たり採りに行くなどして、実物に触れるのが一番なのではと、あらためて思いました。

奥本 大三郎さん
審査委員長
作家・ファーブル昆虫館 館長
奥本 大三郎さん

トンボ絵画コンクール最終審査会 総評
  • 奥本 大三郎 作家、ファーブル昆虫館館長
  • 遠藤 友麗 日本感性教育学会会長
  • 東良 雅人 文部科学省初等中等教育局
  • 稲村 徹 環境省自然環境局
  • 本郷 寛 東京藝術大学教授
  • 沼井 利枝 東京都立総合芸術高等学校校長
  • 岩崎 知美 川崎市総合教育センター指導主事
  • 竹内 とも子 東京都千代田区立九段小学校指導教諭
  • 喜多 英人 日本トンボ学会編集幹事
  • 新沼 光太郎 公益社団法人 トンボと自然を考える会理事
  • 近藤 知之 株式会社トンボ 代表取締役社長
  • 津志 雅昭 朝日新聞東京本社 CSR推進部業務推進担当部長
  • 松本 宏樹 朝日学生新聞社編集長