32年の歩み

このコンクールの始まる1年前、高知県中村市(現・四万十市)に「四万十トンボ王国」が誕生し、トンボの保護区づくりをはじめとしたナショナルトラスト運動の気運が、各地で高まり始めたころでした。1986年、第1回のトンボ絵画コンクールは、日本の自然保護運動の広がりとともに歩み始めました。

第5回の1990年には、「国際花と緑の博覧会」が開催され、人々の自然や環境への理解・関心の深まりとともに、コンクールへの応募数も2万点を突破、第1回の2倍に達しました。1995年には、第10回を記念して、「小学生の部」、「中学生の部」に分割、賞の数も増えました。

スタート以来10年の節目を経て、この後もコンクールへの応募数は順調に増え続け、2002年、第17回には応募対象を高校生にまで広げました。この年、応募数は約7万点となり、規模・作品のレベルともに他に類を見ないコンクールとして成長してまいりました。

その間、このコンクールの成長と呼応するかのように、学校教育の場でも、学校ビオトープ設置の拡大、美術の学習と自然や環境の学習との融合など、トンボという小さな生き物の命を見つめた多面的な学習指導に結びついていきました。

このコンクールが今日を迎えることができたのは、文部科学省、環境省などのご支援とともに、家庭や地域、教育現場での力強く熱心な応援と、それ以上に、一枚一枚の画用紙に向かってトンボを描いてくれたたくさんの子ども達の、トンボを愛する純粋な気持ちとやさしい心に支えられたおかげです。
※絵をクリックすると拡大表示されます。 ※学年は受賞当時のものです。